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ナイトトレインの平成・徒然草 ~心にうつるよしなしごとを書き連ねて~

《鉄道》《車》《音楽》《文学》等にまつわるよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねてまいります。 このBLOGに掲載された写真などを他のMediaなどに掲載される際の問い合わせ先はn.sugii@nifty.comです。 

昭和鉄道写真館 (17) 東急 碑文谷留置線の日比谷線3000系

1964年は東京オリンピックの年で、オリンピックを目標に色々なものが建設されている。東海道新幹線もその一つでオリンピック直前に開業している。営団地下鉄(今の東京メトロ)の日比谷線もその一つで、1964年の8月に全線(北千住ー中目黒)が開業している。

日比谷線開業年表

1961(昭和36)年 3月28日 南千住~仲御徒町
1962(昭和37)年 5月31日 北千住~南千住
1962 (昭和37) 年 5月31日 仲御徒町~人形町
1963(昭和38)年 2月28日 人形町~東銀座
1964(昭和39)年 3月25日 霞ケ関~恵比寿
1964(昭和39)年7月22日 恵比寿~中目黒
1964(昭和39)年8月29日 東銀座~霞ケ関

開業年表からもわかるように最後の開業区間は中間の霞が関ー東銀座である。これはこの区間の建設が東京都の地下道路区間と競合して後回しになった為なので、霞が関ー恵比寿間の部分開業に際しては車両の運び込みは中目黒側のトンネルを通して行われた模様。そしてその開業区間で使われる車輛(3000系)は東横線の碑文谷留置線に待機させて整備の上東横線経由で日比谷線に運び込まれたものと思っている。

今回お見せする写真は1964年の1月に中目黒ー霞が関の開業に備えて碑文谷留置線で整備を受けている3000系を撮影したものである。

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  1. 2019/03/01(金) 10:17:56|
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昭和鉄道写真館 (16) 昭和39年・東海道新幹線 「ひかり」ダイヤでの東京―新大阪間直通試運転

昭和39年8月25日・東海道新幹線 「ひかり」ダイヤでの東京―新大阪間直通試運転がNHKによって生中継されました。 筆者は直接現地で撮影せず、テレビで見ることに決めて自宅のテレビに張り付いてテレビを通して撮影致しました。今ならビデオに録画すれば良いのでしょうが、当時は家庭用のビデオレコーダーは発売されていなかったし、例え発売されていたとしても手が出せる価格ではなかった筈なので、カメラでテレビの画面を撮影してお茶を濁すことにしました。自宅にあったのは日立製の14インチブラウン管の白黒テレビでした。「アサヒカメラ」誌のテレビの撮り方を参考にして、シャッタースピード1/60秒で走査線の速度で流れないようにして撮ったことをお憶えています。

【新幹線試運転略史】
1962年6月 モデル線試運転開始
1962年7月 110kmでの試運転開始
1962年9月 B編成で160km試験走行
1962年10月 最高速度200km運転成功
1963年3月 A・B編成すれ違い試験
1963年3月 電車の世界最高速度(当時)256km達成
1964年3月 量産車試運転開始
1964年4月 大阪運転所ー米原間試運転開始
1964年5月 熱海―三島間試運転開始
1964年7月 新幹線軌道全通
1964年7月25日 東京ー新大阪間直通試運転
1964年8月24日 「こだま」ダイヤで東京―新大阪間直通試運転
1964年8月25日 「ひかり」ダイヤで東京ー新大阪間直通試運転
1964年10月1日 東海道新幹線開業 東京―新大阪間を「ひかり」は4時間、「こだま」は5時間で結んでいた。

9時の出発前にこれから「ひかり」の止まる駅を紹介していた。この画面は最初の停車駅である「名古屋」
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名古屋駅を俯瞰撮影している。
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出発5分前の慌ただしい東京駅のホーム
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定時9時、初めての「ひかり」ダイヤの旅に向かって発進。
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ゆっくり、ゆっくりホームを離れていく「ひかり」ダイヤ初列車
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東京駅を出て最初の停車駅「名古屋」を目指す「ひかりダイヤ」号」
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左に在来線がある高架区間は品川付近か?
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切通し区間なので、綾瀬付近か? 運転席からの眺望も中継されている。
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トンネルを抜けて在来線に近づく場所なので、熱海駅付近かと思う。
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ヘリコプターからの空撮画像(その1) 静岡県内。
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ヘリコプターからの空撮画像(その2) 静岡県内。
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ヘリコプターからの空撮画像(その3) 静岡県内。
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ヘリコプターからの空撮画像(その4) 静岡県内。
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浜名湖を渡る「ひかり」号
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愛知県内を名古屋へ向けて走り去る「ひかり」号
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最初の停車駅「名古屋」へ侵入してくる「ひかり」号
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名古屋駅で停車中の様子。
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なんと手旗信号で出発の合図をする駅員の姿が最新の新幹線といかにもミスマッチなのがおかしい。実はこの時にホームに降りていたNHKの女性アナウンサーが閉まりかけたドアーに声を挙げてあわてている場面が放映されてしまったのだが、私の写真には残っていませんでした。
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次の停車駅「京都」に進入する「ひかり」号
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京都から新大阪を目指す「ひかり」号空撮。
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4時間の行程を終えて新大阪に到着した「ひかり」号
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  1. 2019/01/30(水) 22:15:57|
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昭和鉄道写真館 (15) 昭和39年・東海道新幹線 全線試運転

東海道新幹線は昭和39年(1964年)10月1日に開業しているが、7月1日に川崎市内で最後に残された線路をつなぐ結合式が行われて全線515Kmが全通している。また同日に東京駅で起点標が設置されている。そして7月15日に6両編成の新幹線電車が東京車両基地から東京駅に入線、また鳥飼車両基地からも大阪駅への入線式が執り行われて、いよいよ開業へ向けての試運転が始まった。7月21日には6両編成が東京―三島間で試運転を行い、7月25日についに全線(東京―新大阪)試運転がスタートしている。 初日の25日に筆者も東京駅に駆けつけてその模様をカメラに収めているので、写真でその模様を紹介させていただく。

テープが張られて出発式でテープカットが行われた。
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ファンよりも工事関係者の人数の方が多かったのが意外だったが、きっと自分たちが作った新幹線上を初めて全線走破する姿を見届けに来ていたものと思われる。
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ホーム上には未だ資材が沢山見受けられて工事途上であることが窺い知れる。
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大阪へ向けて出発した初の全線試運転電車。
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この写真からは判別できないが、全線試運転電車は6両+6両の12両編成だった。それがわかるような全編成の写った写真が撮れてないことが悔やまれる。
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ゼロキロポストを撮影するニュースカメラマン
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7月1日にホームに埋め込まれた「起点標識」
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  1. 2018/12/30(日) 10:00:23|
  2. 昭和鉄道写真館
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東急 7700系引退

今年は私にとって鉄道車両の引退が続く年になってしまった。まずは1月から3月にかけてJR東・豊田車両センター189系の引退に始まり、その後は小田急のLSE(7000系)の引退と続き、11月には東京メトロ千代田線の6000系の引退があった。そして東急の7700系が新7000系の増備により引退となる。2018年3月現在で7700系6本が稼働していたが、新7700系の増備が始まった7月から新車が入る度にその数に見合った本数が引退となり、7905Fが10月に引退するとついに残ったのは7901Fだけになってしまい、その最後の1編成を使ってラストラン(11月24日13:30-15:00多摩川線コース/14:30-16:00池上線・多摩川線コース)が行われることが東急からアナウンスされたので、ラストランの混乱の中の撮影は避けるべく先日撮影に行って来た。今までは池上線の撮影は五反田・洗足池・蒲田のどこかで行うことが多かったので、今回は御嶽山ー久が原で撮影して来た。

7700系はご存知の通り1962年誕生の日本最初のオールステンレスカー7000系を種車として改造して1987年から営業についている車両なので、その車体だけは50年以上の長寿車両として活躍して来た。そして引退後も15両中12両が養老鉄道に譲渡されて30年は使用する予定なので、驚異の長寿車両になりそうなのが嬉しい。 台車もパイオニアⅢ形(TS-701)から8000系と同系列のTS-832(動力車)/TS835(付随車)に変わり制御装置がVVVF化され運転席もワンハンドル化され冷房装置が取り付けられたが、その冷房装置が登場時のパイオニアスタイルを踏襲したような形であるのとパンタグラフは未だシングルアーム化されず菱型のままなので、遠目にはオリジナルの7000系のように見えるのが筆者には大変嬉しい。 養老鉄道では若干の適応化改造がなされ、パンタグラフはシングルアーム化されることになっているのが残念であるが、車体には大きな変化はなさそうなので、他の鉄道へ譲渡された7000系がそろそろ引退の時期を迎えつつある中で、これから30年は使用する予定の養老鉄道は旧7000系の聖地として鉄道ファンに愛されることになるであろうことは間違いないと確信している。

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残った1編成は以下の通り、

←五反田             蒲田→
クハ7901-デハ7801-デハ7701 竣工1987年
デハ7045(1965年製)ーデハ7114(1964年製)ーデハ7064(1966年製) 種車(7000系)

種車の7000系は全電動車だったので7700系化に際してデハ7045は電装解除されて付随制御車化(クハ7901)されている。その他のデハ7800形とデハ7700形は中間電動車と制御電動車という形態に変化はない。この編成は7700系のトップナンバーであるが種車は7000系のトップナンバーではなく、7000系のトップナンバーは7910F編成だったが惜しくも2014年に引退して廃車解体されている。 1966年は7000系が増備された最後の年なのでデハ7701は7000系の最若年グループの車両と言うことになる。

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  1. 2018/11/17(土) 11:30:10|
  2. 鉄道
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高橋手帳大賞

私はアナログ派なのでスケジュール管理は手帳を使っています。来年(2019年)の手帳が本屋さんや文房具屋さんに並び始めましたので、早速購入に走り、「手帳は高橋」のNo.376クレールインデックスグラン1を購入しました。
そして第23回手帳大賞の募集のお知らせが冊子に折り込まれていました。そのお知らせの中で過去の名言・格言部門の大賞を取った作品が紹介されていて、読んで見ると心を打たれる名言で思わず皆様とシェアーしたくなりました。

第19回手帳大賞 名言・格言部門<大賞>
「お父さんのにおいはおつかれ様のにおい」
6歳の息子が、父親にぎゅーっとして言った一言です。子供なりに父親の頑張りをわかっているのだと感動しました。

第20回手帳大賞 名言・格言部門<大賞>
「病室の夕陽より、やっぱり台所の朝陽ね」
(がンの)外科病棟を退院し、帰宅した翌日、台所に立った妻の一言。

第21回手帳大賞 名言・格言部門<大賞>
「人数もおかずのうちだね」
ひとりで暮らしている82歳の母が、誕生日に息子・娘家族7人で集まって食事をした際、ふと口にした言葉です。大勢でいただく食事は、どんなごちそうよりも心の栄養になるのかもしれません。


  1. 2018/10/14(日) 22:54:34|
  2. 侏儒の薀蓄学
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プロフィール

nighttrain999

Author:nighttrain999
目黒区の都立大学で産湯を使い、長じて多摩ニュータウンに移り住んでン十年の”おじさん”です。サラリーマン渡世を無事に勤め上げて第二の人生を謳歌しております。
多彩な趣味のお陰で時間が足りなくて、とても仕事をしている暇がないという次第。
興味のあるものは: 鉄道・車・オーディオ・カメラ・地図・文学・歴史・音楽(特にJAZZ)・英国
画像使用の問い合わせ先:n.sugii@nifty.com

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