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ナイトトレインの平成・徒然草 ~心にうつるよしなしごとを書き連ねて~

《鉄道》《車》《音楽》《文学》等にまつわるよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねてまいります。 このBLOGに掲載された写真などを他のMediaなどに掲載される際の問い合わせ先はn.sugii@nifty.comです。 

NHKカルチャーラジオ「アメリカ先住民から学ぶ」

NHKラジオ第二放送で2011年10月から12月にかけてカルチャーラジオにおいて「アメリカ先住民から学ぶ~その歴史と思想~」という番組が放送されていた。講師は立教大学社会学部教授・阿部珠里さんである。
残念ながら私はその講座を聞くチャンスがなかったが、本屋でその講座のテキストを入手してラジオ講座の内容を知る事ができた。そしてそこから得たものは講座のテキストにも書かれている事ではあるが「先住民社会を私たちの社会に照射して、今後の私たちの生活と社会を展望すること」ではないかと思う。

テキストの序文で次のように語られている:

経済的にカジノ経営が成功し裕福な部族も誕生しているが、総体的には依然としてアメリカ先住民はアメリカ合衆国で最貧の民族グループである、しかし、筆者が長年フィールドワークを行うサウスダコタ州のラコタ・スー族は、典型的なその最貧部族であるが、調査を初めて以来約20年、冬は零下20度に達する保留地で、凍死者や餓死者の報告に接したことがない、翻って、先進国の一員として物質的繁栄を謳歌してきた日本では、孤独死や餓死のニュースは、今や珍しくはない。ここから私達は、先住民社会の「貧しさの中の豊かさ」と日本社会の「豊かさの中の貧しさ」を読み取ることが出来るかもしれない。
この講座では、アメリカ先住民の過去から現在までの歴史を紐解き、その社会と文化の劇的な変容をさまざまな事例から学ぶとともに、その変容の引き金になった外的要因と内的要因を考える。そこからは、近代西洋の植民地主義と先住民社会の相克における歴史の普遍が垣間見えるだろう。さらに先住民社会の「貧しさの中の豊かさ」に着目して、その豊かさの内実を明らかにしてゆく。                 ーーーー(後略)-----

誤解を招かないように一言付け加えておくが、先住民社会が全てに於いて優れていて完璧な社会であると言うことではない、このテキストの中でも問題点がいくつか語られている。それらを差し引いても学ぶべきことがあるということである。

第1回から第12回までのタイトルを下記に列記して参考としたい。

第1回 先住民から世界への贈り物
第2回 先住民の軌跡と「新大陸」の植民地化
第3回 先住民社会の変容
第4回 イギリス植民地からアメリカ合衆国へ
第5回 先住民女性の虚像と実像
第6回 部族社会の分裂とリーダーたち
第7回 汎インディアン運動とレッドパワーの炸裂
第8回 保留地の現在
第9回 社会・経済開発
第10回 ラコタ族の精神社会
第11回 民族再生と文化創造
第12回 先住民文化の世界への発信

ディズニーのアニメ映画「ポカホンタス」をご存知だろうか、筆者はコノ映画を観てアメリカインディアンに対して抱いていた私の認識を新たにしていたのだが、その映画の中でもやもやを感じていた部分がこのテキストを読むことででかなりにクリアーになった。アメリカインディアンに対して持っていた私の過去のイメージは完全に払拭されて、アメリカインディアンに対して敬意をいだくところとなった。

硬い話だけではなく、料理の話もある。コーン・ジャガイモ・サツマイモはアジアや欧州にもたらされて食糧事情の改善に大いに役立っているし、イタリア料理に欠くことのできないトマトや、韓国料理に欠くことのできない唐辛子も新大陸から伝播したもので、いつの間にかイタリア料理や韓国料理の素のようになってしまって本来の原産地である新大陸のことは忘れ去られてしまっている。

最後に、第12回の終りの方で述べられている「年寄り・子供・障害者」などの社会的弱者に対する先住民社会のスタンスを紹介して結びとしたい。

経済原則が人間を支配すれば、老害などという残酷な言葉を生むように、役に立たなくなった人間は余剰の存在として、厄介者扱いされる光景を日本では良く見かける。我々の社会であったなら、白眼視されたり、排除の対象となる弱者を、先住民の社会は包摂する。つまり共同体の成員すべて、年寄り、子供、障害者といった弱者までが、何らかの役割、存在意義を与えられており、共同体での居場所を保証されている。これこそが繋がりと愛から発した、人間の安全保障ともいえる。高度に文明的でありながら不文律の彼らの包摂の思想なのである。
ラコタ社会は、物質的には大変に貧しい。しかし、物質的には豊かだが、人と人との繋がりが希薄になり、「無縁社会」が取り沙汰される日本社会が、彼らから学ぶことは、非常に多いと思われる、


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  1. 2011/12/30(金) 20:40:02|
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12月の新宿御苑 (その4)

12月の新宿御苑の第四弾です。


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  1. 2011/12/24(土) 11:54:37|
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12月の新宿御苑 (3)

12月の新宿御苑の(3)をお送りします。まだまだ紅葉が楽しめる新宿御苑、12月の中旬の姿をカメラにおさめてまいりました。
午後になると早くも太陽は傾き始めて、随所で面白い影絵の世界を作ってくれてました。また夕暮れも早くて4時になるとアッと云う間に夕焼け空となり太陽も釣瓶落としで沈んで行きます。

20111221新宿御苑 001A
20111221新宿御苑 012A
20111221新宿御苑 025A
鳥の種類に疎くて何と言う鳥かはわかりませんが、こんなに近くで鳥の写真が撮れたのは初めてでした。
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20111221新宿御苑 046A
20111221新宿御苑 052A
20111221新宿御苑 063A
  1. 2011/12/24(土) 11:35:18|
  2. 新宿御苑
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昭和の遺構<3> 東急東横線「並木橋」駅

「昭和の遺構」第三弾は東急東横線にかつて存在した「並木橋」駅である。昭和20年5月の空襲で焼失して駅は休止となり翌年(昭和21年)5月31日付けで廃止となった。既に駅跡は無いが当時のホームの側壁がかろうじて残っている。現在東横線渋谷駅の地下化の工事が進められており、これが完成すると高架線は取り壊される運命にあり、このホーム跡もまもなく消えてしまう。現在も駅名の由来となった並木橋自体は健在であり、橋から見上げるとそこだけ少しコンクリートの壁が高くなっているのがわかる、そしてそれがホームの側壁の痕跡であることを知る人は少ない。
並木橋駅の創業は東横線が渋谷まで延長された昭和2年8月28日、昭和20年の空襲での消失までの18年間使用されてきたのだが、営業中の写真はほとんどないので実際の並木橋駅は想像するしかない。渋谷駅からわずか600メートルの位置に設置された並木橋駅は、井の頭線の渋谷ー神泉間の500メートルとほとんどかわらないが片や存続して使用されているのに対して、並木橋駅は空襲で消えてしまった。ものごとに「もしも・・」はつきものだが、もし並木橋駅が戦災に合わなければ存続していたのだろうか?と考えると、近くにある国学院や青山学院などの学校の通学客目当ての駅だったことから案外しぶとく存続したのでは思えないこともない。しかし東横線は20m級車両が8両編成で運転されており、編成長が160mに達するので発車してすぐにブレーキをかけて止まるような運転では都合がよくないことから例え空襲に合わなかったとしても存続できなかった可能性も否定できない。


20111016渋谷 037A
並木橋から見上げるとホームの側壁跡が良くわかる。

20111016渋谷 066A
下り電車の運転台越しに見たホーム側壁跡。開業当初は16m級電車が1両乃至2両で運転されていたことがホーム長からもうかがい知れる。

  1. 2011/12/16(金) 23:07:48|
  2. 歴史
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タクロックフェスティバル (スズキタクヤ&小鳥星)

阿佐ヶ谷のアコースティックライブハウス「Next Sunday」で開催されたライブに行ってきた。Singer/SongWriterのスズキタクヤ氏のライブは今年2月の高円寺でのライブ以来で久し振りである、しかも1部はスズキタクヤ氏久々のソロライブ、ゲストに遠藤朋美さん(ピアノ&ボーカル)を迎えてのライブで、2部は高円寺の時と同じhirakuさんを迎えてDUOユニット「小鳥星」ライブで2部には奥薗ゆめ(ボーカル)さんをゲストに迎えて厚みのあるハーモニーを聞かせてもらえた。
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201111123小鳥星ライブ 110Aスズキタクヤさん
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hirakuさん
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奥薗ゆめさん
201111123小鳥星ライブ 189C遠藤朋美さん

<タクロック・フェスティバル セットリスト>
 ー第1部 スズキタクヤ with Guest:遠藤朋美ー
1.素敵な朝食・退屈な夕食(斎藤和義cover)
2.Image
3.不眠症
4.15cm
5.多摩川
6.ブラックレイン
7.Desperade(Carpenters cover)
8.スベテノヒトニコノウタヲ

 ー第2部 小鳥星(スズキタクヤ&hiraku) with Guest:奥薗ゆめー
1、bird and star~小鳥星のテーマ~
2、satisfaction
3、life
4、透明人間(東京事変cover)
5、僕らが旅に出る理由(小沢健二cover)
6、Carnival(Cardigans cover)
7、マカロニ(perfume cover)
8、CIRCLE OF LIFE
9、耳を澄ませば
12、さよならリグレット(くるりcover)
13、Traveling(宇多田ヒカルcover)
14、陽のあたる大通り(ピチカートファイヴcover)
15、一番星(新曲☆作詞/作曲:スズキタクヤ)
16、Don't let me down(The Beatles cover)

セットリストでお分かりのように今回はカバー曲の方が多くてオリジナルが少なかった。しかし私の好きなオリジナ曲であるsatisfactionとCERCLE OF LIFEは演目に入っていて私を楽しませてくれた。
  1. 2011/12/14(水) 22:23:06|
  2. 音楽
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多摩ミュータウンの秋 ~永山の紅葉~

多摩ニュータウンは大規模開発されて人工の街の様な印象を受ける人が多いと思うが、計画的に開発されたので緑のスペースも多く残されていて公園が多く、人工の街にありがちな無機質感は無くて緑豊かな温かみのある街である。アメリカ駐在から帰国して多摩ニュータウンに居を構えたが、女房はアメリカのように道幅が広く走り易くて、主要なショップやお店には十分な広さの駐車場があることを喜んでいた。そして計画的に残された緑のスペースや公園が随所にあり、まるで住んでいたアメリカを彷彿とさせるような街である。

随所に公園や緑があるので紅葉の季節は赤く色づいた楓や銀杏並木の輝くような黄色が楽しめる。永山駅周辺は、駅のショッピングセンター以外の商業施設がほとんどなくて駅前にから一歩出るとすぐ公園になっていて自然に囲まれた駅である。今回はその駅前の公園の紅葉シーンをお届けする。



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  1. 2011/12/09(金) 08:22:43|
  2. 季節
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12月の新宿御苑(その2)

12月の新宿御苑の続編をお送りします。訪問したのが平日でしたが紅葉を見る為か普段の平日よりは人出が多かったように思います。昼過ぎからは隣組の都立新宿高校の生徒達が熊手を持って清掃にきてました。先生が引率していたので課外授業の一環だったようです。

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  1. 2011/12/08(木) 21:32:18|
  2. 新宿御苑
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12月の新宿御苑

12月の新宿御苑をお届けします。紅葉が遅れた為に「11月の新宿御苑」ではあまりお見せ出来なかった紅葉シーンをお見せしたいと思います。ただ今年の紅葉は今一歩鮮やかさに欠けるところがあり赤が綺麗ではないのが残念でした。

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  1. 2011/12/08(木) 21:13:05|
  2. 新宿御苑
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江ノ電300形健在

先日藤沢市民会館でのハーモニカコンサートを見にでかけた折に、最寄駅の江ノ電石上駅で撮影していたところ運良く300形の編成に遭遇した。首都圏の鉄道の中でも最古参の車両グループとなっている300形は、ツーハンドル、木造床など車歴の古さを感じさせてくれる。1960年(昭和35年)の製造なので50年を超える車齢を誇るが、塩害の多い江ノ電沿線なのでいつ引退してもおかしくない状況でもある。ちなみに300形は度重なる更新工事を受けており、1000形の中に釣り掛け駆動が残るのに反してこの300形はカルダン駆動である。
300形はすべて改造扱いで誕生した経緯があるが、6本存在した300形連接車の中でこの305編成だけは京王線の台枠をベースに車体は東横車両電設にて新造されており実質的には新造車と云っても良い編成である。
昭和の生きた遺構といっても良い305編成にはできるだけ長く活躍して欲しいものである。この300形を目当てに江ノ電に撮影に来るファンも多く、たまたま運用の無い日にきてがっかりするファンもいるので、たった数10分の撮影の間に300形と遭遇できた私はラッキーとしか云い様がない。

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石上駅を出て藤沢駅への35‰の勾配を上り始めた305編成を後追いで撮影。

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藤沢駅で折り返して石上駅へ進入する305編成。

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特徴あるバス窓が良くわかる側面からの撮影。

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石上駅を発車して鎌倉方面へ向かう305編成。

201111127藤沢市民会館 018A
35‰の勾配を駆け下りてきた鎌倉行き305編成。

201111127藤沢市民会館 010A
藤沢駅で発車待ちの1002編成。ちなみにこの1000形第二編成は釣り掛け駆動。
  1. 2011/12/05(月) 00:16:26|
  2. 鉄道
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藤沢駅の湘南電車形KIOSK 

2006年3月17日の113系湘南電車の東海道線からの引退を記念して藤沢駅のホームに設置された「湘南電車形KIOSK」の写真を撮る機会があったのでご紹介する。
「湘南電車形KIOSK」が設置されて営業を開始したのが2006年3月10日のことで爾来5年間建替えられることなく健在である。湘南形電車の発祥の80系電車をかたどったもので、この姿の電車を湘南電車と呼ぶことを原体験として持っているのは団塊の世代以前ではないだろうか。40歳台以前の人にとっては何故これが湘南電車なのかと首を傾げるに違いない。
結構真面目に作ってあるので、80系の湘南電車を知らない人に良いサンプルになるのではないかと思う。

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  1. 2011/12/03(土) 23:58:31|
  2. 鉄道
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プロフィール

nighttrain999

Author:nighttrain999
目黒区の都立大学で産湯を使い、長じて多摩ニュータウンに移り住んでン十年の”おじさん”です。サラリーマン渡世を無事に勤め上げて第二の人生を謳歌しております。
多彩な趣味のお陰で時間が足りなくて、とても仕事をしている暇がないという次第。
興味のあるものは: 鉄道・車・オーディオ・カメラ・地図・文学・歴史・音楽(特にJAZZ)・英国

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