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ナイトトレインの平成・徒然草 ~心にうつるよしなしごとを書き連ねて~

《鉄道》《車》《音楽》《文学》等にまつわるよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねてまいります。 このBLOGに掲載された写真などを他のMediaなどに掲載される際の問い合わせ先はn.sugii@nifty.comです。 

定年人生を心豊かに Hints for enjoing retirement life

中国の古典に『黄帝内経(こうていだいけい)』という漢の時代に書かれた医学書があり、そこには東洋医学の根本となる考え方が書かれている。そこでは、人間の一生の過程において、女性は「7」、男性は「8」の倍数の年齢に、体に変化が表れるとされてます。若さがずっと続けばいいと考える人は沢山いますが、実際それは無理な事で、年とともに衰えていくのが人間の自然な姿なのです。
東邦大学東洋医学科教授の三浦先生は、次のように言ってます。

大切なのは、若返ることではなく、病気になる手前の未病の段階で防ぎ、より健康で元気な生活を送ること=養生することです。そのためには、自分の体の声に耳を傾け、体の要求に従うこと。たとえば、だるかったら休む、体が冷たかったら温めるなど、不足しているものを補い体の調子を整えるのです。東洋医学では「腎」の働きが衰えると生命力が落ちると言われてます。そのため、生薬を煎じたり薬用酒として摂り入れたりする漢方薬は、西洋医学の薬のように病気に直接作用するのではなく、体の調子を整えて、生気や機能を正常に近づけるよう考えられてます。東洋医学は予防医学ともいえます。

三浦線先生は「養生の為の4つのポイント」を上げてます。

ポイント1:食事 腹八分目を心掛ける
ポイント2:呼吸 特に深呼吸は副交感神経の働きを高め、体の回復を良くして気持ちをなだめてくれる
ポイント3:体を動かすこと 無理せず、適度な運動が大切
ポイント4:考えること ただし、思いすぎず、悲しみすぎず、畏れすぎないのが大事

さて、前振りが長くなってしまったが、ここからが本日の本題である。
皆さんは「横井也有」という人をご存知だろうか。300年前の江戸時代、尾張藩で大番頭、寺社奉行を務め、53歳で職を辞すると、82歳で亡くなるまで風雅な隠棲生活を送っている人である。彼の死後に出版された『鶉衣』は江戸俳文の最高峰とされ、充実した第2の人生を願う現代人にも示唆に富む内容の本である。かくゆう筆者も未だこの本は読んでなく、エッセイストの岡田芳郎氏の紹介でこの本を知り是非読んでみたいと思う次第なのです。
今よりずっと寿命の短かった時代に、他有は82歳まで長生きしています。そして60歳を迎えた時に、彼は「年老いて恥多し」と書いている。他有がそこで云いたかったのは「60まで生きたことは大変喜ばしいことだが、第1線から身を退いたら身の処し方を考えよ」ということではないか。しゃしゃり出ず、あらゆるしがらみを振り捨て、自由を大事にしようということではないか。人生は有限だから、周りの人を大切に、やりたいことを今やろうじゃないかということ。「現役人生」に自分で幕を引く、つまり、幕を引く余力が残っている時に自分で区切りをつけて、余力で新たな充実を求めるということ。そして、自分の役割を常に開発していく、どんなことでもいいから人生のドラマの主役は自分であるのだから、傍観者にならずに自分自身が登場人物として活躍することを考える、さらに、常に外部のものを取り込む仕掛けを持って、閉じこもらないようにすることが大事。要は、自分なりのテーマを見つけて、そこに向かって挑戦していく気持ちが大事なのだ。

以上は、『楽隠居のすすめ~鶉衣のこころ』を出版された岡田芳郎氏の言葉である。

更に岡田氏は言う、

会社勤めから開放されたら、束縛されるものはないし、結果を問われることもないわけですね。だからこそ、魅力的な人間であり続けることが大事だと思います。では、魅力的な人間とはどういう人のことか。私なり整理しますと、「社会的な存在感」「美的な価値」「未来展望」の3つを兼ね備えている人だろうと思うんです。
「社会的存在感」は、社会の一員としての存在感ということです。「美的な価値」は、物腰や態度の美しさ、「未来展望」は、先々の夢や展望を持っている人かどうか。将来をみつめている人には発展性がありますよね。
定年になって会社や役職から離れるということは、それまでの「社会的存在感」を失うということです。その時に、「美的な価値」や「未来展望」も同時になくしてしまう人が居る。定年後の人生を生き生きと過ごすには、それでは困る。では、どうするか。定年後に「社会的存在感」「美的な価値」「未来展望」の3つを自分を基準に再構築すればいいんです。

第二の人生をいかに生きるべきかを自分に問うてきた私にとっては上記のことは大変示唆に富む内容で、非常に感化させられた。これらの示唆に富む内容を糧にして私の第二の人生を構築して行きたいと思っている。

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  1. 2012/02/07(火) 11:23:46|
  2. 時事問題
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無題

結婚後、子供が生まれある程度そだってから、いくつかのパートを経験し、関節リウマチを発症してから数年、専業主婦をしていた私ですが、今年から介護の仕事に携わり、まさにナイトトレインさんの言うところの「社会的存在感」「未来展望」を構築し始めた所だと思っています。「美的な価値」は、まだまだずっと先にあるように思います。
私も今年一杯かけて、色々と再構築をしようと思っていました。
リウマチは私にとって、一つの大きな「枷」でもありましたから、まさか介護の仕事につくことが出来るとは思ってもいませんでした。
このチャンスをくださった職場に感謝し、これからも頑張って生きたいと思っています。

ナイトトレインさんも、今年の冬はとても寒いので、お体大切に、色々な場所へと、お出かけください(^^)
  1. 2012/02/08(水) 10:09:47 |
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Author:nighttrain999
目黒区の都立大学で産湯を使い、長じて多摩ニュータウンに移り住んでン十年の”おじさん”です。サラリーマン渡世を無事に勤め上げて第二の人生を謳歌しております。
多彩な趣味のお陰で時間が足りなくて、とても仕事をしている暇がないという次第。
興味のあるものは: 鉄道・車・オーディオ・カメラ・地図・文学・歴史・音楽(特にJAZZ)・英国
画像使用の問い合わせ先:n.sugii@nifty.com

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