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ナイトトレインの平成・徒然草 ~心にうつるよしなしごとを書き連ねて~

《鉄道》《車》《音楽》《文学》等にまつわるよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねてまいります。 このBLOGに掲載された写真などを他のMediaなどに掲載される際の問い合わせ先はn.sugii@nifty.comです。 

オーディオの話し

オーディオの話をしてみたい。実は高校時代からオーディオに興味を持ち始めて、秋葉原などに入り浸ってはオーディオの聞き比べをしたりしていた。手作りのオーディオの神様であった長岡鉄男氏の本はむさぶるように読んだ。彼の記事を参考にしてスピーカーボックスを作り秋葉原の電気部品店で買ったスピーカーユニットを組み込んで悦にいっていたり、3極真空管を使ってアンプ作りにもチャレンジしたことがある。
社会人となってお金で解決できることを覚えてからは、完成品で理想のオーディオを構築することになった。幸いオーディオメーカーに就職したことで、それらのものを手に入れ易い環境だったことも手伝って、1970年代の終り頃にほぼ理想のオーディオ装置を取り揃える事ができた。あとは装置に合う部屋の調達だけであったが、それだけは未だに実現できずにいる。
私が目指した理想のオーディオの音は好きなJAZZの音を満足行く形で鳴らしてくれる装置であった。当時友人が大手レコード会社のレコーディングエンジニアだったこともあり、録音現場の機材の音を聞く機会があった。そこのスタジオでは一番良い音で鳴っていたのは、モニタースピーカーがアルテックのA7や604Eで、アンプはマッキントッシュだった。これで聴くストリングスの音は本物の音と区別が付かないほどで、しばらくの間は私にとっての理想の組み合わせであった。
しかし、その後アルテックはかなり癖の在るスピーカーで、アンプとの相性が難しくて鳴らすのが大変なスピーカーであることを知る。そして、それに代わって私のリストに登場したスピーカーはJBLだった。
その結果、私の目指す理想のオーディオ装置のラインアップは、スピーカーはJBL、アンプはマッキントッシュ、カートリッジはシュアー、プレイヤーとテープデッキはティアックと決まった。

そして、その理想のラインアップは私のアメリカ駐在時代に実現することとなった。

スピーカー: JBL4343
アンプ: Accuphase E-202
チューナー: Accuphase T-101
プレイヤー: MICRO & TEAC
カートリッジ: SHURE V15TypeⅣ
テープデッキ: TEAC A-7030SL & A-450 & C-1

予算の関係でマッキントッシュのアンプはあきらめたが、その他は自分の理想に叶ったラインアップとなり、当時住んでいたアメリカの西海岸の家の40畳以上在るリビングルームに設置して音楽を楽しんだ。

通常音の出口(スピーカー)と入り口(カートリッジ)のどちらかを変えると音の変わったのが認識できるといわれるが、私の場合には一気に出口と入り口の両方を変えてしまったのだから大変、音は画期的に変わって今までのレコードでは聞こえてこなかった音が聞こえるようになった。うれしくて手持ちのレコードをすべて聴き直して新しい音を楽しんだ。

オーディオファンは自宅で生の音楽演奏を再現できることを最終目標とする訳だが、未だにそれを実現した人は居ない筈だ。部屋まで改造してそれに近いところまで到達した人はいると思うが、それでも未だ及ばない筈と思っている。特にクラシックのオーケストラの演奏を100%忠実に再現することは不可能であると私は思う。
ホールの床を通して伝わってくるあの重低音はまず再現不可能だと思っている。

私の到達した究極のオーディオ装置(アンプだけは理想どおりではないが)で、かなりの程度生音の再生が可能になっている。音楽をやる友人などを家に呼んで聴いてもらうと、ピアノはほぼ本物を目の前で弾いているのと同じであると言ってくれたし、ギターの音も本物の音と同じように聞こえると言っていた。私はJAZZが事のほか好きで聴く機会が多いが、ウッドベースの音だけがやや忠実度に欠けるところがあるものの、他の楽器(サックス・ペット・ドラムス・ギター・ピアノ・エレキベース等)は、ほとんど生音に近い形で再現できているいると言って良いと思っている。今の唯一の難点は、日本の家が狭くてリビングがわずか17畳しかないのでJBL4343を音量を上げて聞く事ができないことである。通常はアンプのボリュームの位置は1/8の位置で在るが、音楽好きな友人が来てくれて昼間の場合に限ってボリュームを1/4強まで上げて生音に近い音を出して聴いている。ボリュームを上げて隣の部屋へ行って聴くと、まるでリビングルームで本物のピアなのが鳴っているかのように聞こえる。

音楽愛好家の間で繰り広げられる、音楽は本当にレコード(CD)で忠実に再現できるのかという論争は永遠の課題で在る。特にレコーディングでの音作りの問題はそれだけで1冊の本ができてしまうほどで、けんけんがくがく語られている。デジタル時代になり、レコーディングに於ける編集は前にも増して自由自在になり、演奏家のミスを取り直して小節単位で入れ換えることなど朝飯前であるから、なんでもありの時代になっている。
クラッシクのスタジオ録音では費用の節約や人の拘束の観点から、楽団員の数を一番要する最終楽章から録音し始めるなどのことが結構行われているようである。それが嫌なバーンスタインはライブ録音派であるなどの話もあるが、そのような話はまた稿を改めてお話しすることにしたい。
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  1. 2011/05/14(土) 17:54:31|
  2. 音楽
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Author:nighttrain999
目黒区の都立大学で産湯を使い、長じて多摩ニュータウンに移り住んでン十年の”おじさん”です。サラリーマン渡世を無事に勤め上げて第二の人生を謳歌しております。
多彩な趣味のお陰で時間が足りなくて、とても仕事をしている暇がないという次第。
興味のあるものは: 鉄道・車・オーディオ・カメラ・地図・文学・歴史・音楽(特にJAZZ)・英国
画像使用の問い合わせ先:n.sugii@nifty.com

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