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ナイトトレインの平成・徒然草 ~心にうつるよしなしごとを書き連ねて~

《鉄道》《車》《音楽》《文学》等にまつわるよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねてまいります。 このBLOGに掲載された写真などを他のMediaなどに掲載される際の問い合わせ先はn.sugii@nifty.comです。 

私の本棚から(その4) 月刊鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」

偶然とは言えまるで故人がそうさせたかのように「鉄道ジャーナル」誌を紹介しようとしているところへ、今月発売の鉄道趣味各誌において鉄道ジャーナル編集長を長年に渡って務められた竹島紀元氏の訃報が報じられていた。
元鉄道ジャーナル社社長で、長年に渡って月刊鉄道趣味誌「鉄道ジャーナル」の編集長を務められた竹島紀元氏が去る7月26日にお亡くなりになられた。 ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

私の本棚から(その4)は、月刊鉄道趣味雑誌「鉄道ジャーナル」である。レイルマガジンの登場までは実物を対象とした月刊鉄道趣味誌として「鉄道ピクトリアル」(1951年創刊)・「鉄道ファン」(1961年創刊)・「鉄道ジャーナル」(1967年創刊)の3誌時代が続いていた。 口の悪いファン連中からは、各誌の誌名が内容にそぐわないので「鉄道ピクトリアル」は「鉄道ジャーナル」に、「鉄道ファン」は「鉄道ピクトリアル」に、「鉄道ジャーナル」は「鉄道ファン」に誌名変更すべしと揶揄されることもあったが、それぞれが固定ファンを確保して、あるいは熱心なファンは毎月3誌を定期購読して、今日まで刊行中である。

正式には2号から編集長を務められた竹島紀元氏であるが、実質的には創刊号から編集の指揮をとられていたように筆者は感じている、創刊号の奥付には編集:新車年刊編集委員会、編集兼発行人:緑川昇、発行所:(株)東亜企画とあるが、編集後記には、「第三の鉄道趣味誌ー鉄道ジャーナルNo.1をお届けします。趣味誌とはいえ、鉄道界の今日的話題を多角的に捉え紹介していくーーそれが本誌の生命です。 特集形式の季刊として、従来の月刊ファン誌では実現困難であった点をカバーし、相たずさえて鉄道の発展につくしたいと考えています・・・・・・・・・(以下省略)」 と書かれてイニシアル(T)となっているので、文面の内容とTから判断して実質的には創刊号から編集長としてリーダーシップをとられていたと判断している。
創刊号では季刊誌としてスタートとなっているが、3号からは月刊誌になっている。 同じく1967年に創刊して1981年に終刊となっている「蒸気機関車」は当初は季刊誌でスタートして数年間は季刊を続けていたのに対して、鉄道ジャーナルは3号で月刊に方方針転換しているので、筆者はもともと月刊誌としてスタートするつもりがなんらかの事情で季刊誌としてスタートせざるを得なかったのではないかと憶測している。 先行の2誌がどちらかというと車両趣味に傾倒しがちだったのに対して、竹島氏は2号の編集後記で鉄道ジャーナルの性格を、次のように述べている。
本誌は、鉄道を知ろうとする人たちに真の鉄道を理解し愛していただくことを願って生まれた。意図している読者対象には鉄道ファンだけでなく、専門家も、鉄道関係者も、一般社会人も、そして社会科を勉強する学生・生徒諸氏も含まれている。趣味誌ではあるが、マニア的な偏りを避け、今日の時点における鉄道の姿と問題点を、特集形式で前向きにとりあげていくつもりである。

「鉄道ピクトリアル」と「鉄道ファン」は鉄道友の会のメンバーを中心にいわゆるマニア的な方々を執筆陣を持つのに対して、鉄道ジャーナルは、敢えて執筆陣をその他の方々にしている。 良くも悪くも竹島紀元氏の意図に沿った執筆陣である。
既存の2誌に対して異なる編集方針を掲げてスタートした鉄道ジャーナルは、異色の鉄道雑誌であった。そういう意味では創刊号が「1967年の鉄道車両新車年刊」となっているのに、当時は不思議であったが、今となっては鉄道ジャーナルらしさが明確に出ていたことに気づかされるのである。

1967年5月1日発行の「鉄道ジャーナル」創刊号表紙
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創刊号裏表紙、他の趣味誌ではありえない化粧品の広告が異色ぶりを発揮している。
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創刊号の目次
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創刊号の編集後期と次号予告。 季刊とうたっているのだが次号予告では翌月の6月10日発売といっている。
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創刊号の広告欄に発行所の「東亜企画」と竹島氏の会社「鉄道記録映画社」(後に鉄道ジャーナル社に社名変更)が並んで掲載されているのが創刊時のいろんな問題点を象徴しているような気がするのは、筆者の思い過ごしだろうか?
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  1. 2015/08/27(木) 00:25:53|
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Author:nighttrain999
目黒区の都立大学で産湯を使い、長じて多摩ニュータウンに移り住んでン十年の”おじさん”です。サラリーマン渡世を無事に勤め上げて第二の人生を謳歌しております。
多彩な趣味のお陰で時間が足りなくて、とても仕事をしている暇がないという次第。
興味のあるものは: 鉄道・車・オーディオ・カメラ・地図・文学・歴史・音楽(特にJAZZ)・英国
画像使用の問い合わせ先:n.sugii@nifty.com

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